国政政党おおさか維新の会、予定の1週遅れですが無事に出発しました。
無数の報道情報が飛び交っていますが、ここでは皆が本当に知らなければならないことを書きます。



まず各主要媒体の報道をみてみましょう。










維新の党から除籍処分を受けた大阪を地盤とする議員らを中心に、衆参合わせて18人の国会議員が出席



新党に参加する国会議員は19人。代表に橋下氏、幹事長に松井一郎大阪府知事、政調会長は大阪市長選に出馬予定の吉村洋文前衆院議員を選んだ。


並べてみればイッパツでわかりますよね

ほとんどの報道では 新党参加した国会議員の頭数しか出していない のです。

何度も何度も何度も何度も何度も「維新では地方と国政は同格」と言ってきてるのにこれです。


 政治報道の取材するマスメディアが、新党に参加する地方議員を調査しきれていないわけですが、
結局、マスメディアそのものが中央視点に凝り固まっているわけです。地方で何が起こっているのかが見えていない、取材していても中央のニュースが優先されて抑圧されている。



 維新、いや、大阪維新は、地方からの改革をテーマに大阪の再建と大改革を進めてきました。地方が主体的に動いていけばここまで出来るぞという実例を示してきました。中央支配、霞が関支配では出来ないことを実現してきたのが、地方政党・大阪維新の会。

国から、中央の動きや施しを待っているのではなく、地方が自主的・主体的に地方自治・地方政策を取り回していく、逆に地方から国に向かって提案していく流れが必要とされています。とすると、地方議会、地方議員、地方首長の能力が優れていかないといけません。中央からの落下傘が天下って政治をやっていてはダメなのです。



 中央の動きを待っていては手が遅れる、全国一律のための法整備や予算、補助金を待っていては機を逃したりします。

一例ではLCCのブームにいち早く手を付けられた関西空港は伊丹空港との経営統合・経営改革があります。大阪維新の迅速な政策実行力で見事経営回復、現在では来阪観光客超ブームでいま大阪は観光宿泊パニック状態です。



 そういった大阪のこの近年の大復活からすると、大阪の政治は優れている。すなわち優れた政治家が大阪の地方政治に、とりわけ大阪維新の会に居る。だから、今回の結党時に参集した政治家を挙げるならば、地方議員の情報も同格に報道しなきゃならないはずです。




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 維新の党からいわゆる”おおさか系”が離脱した原因は、現・幽霊執行部が地方組織の意向を踏み潰したところに大きな問題がありました。地方と中央は同格のはず、とりわけ地方からの改革を掲げる維新ならば余計に地方議員・地方組織の意向が重視されるわけで、それは「おおさか維新の会」でも同様です。でもその事は全くといって報道されていません。なぜでしょうね。


 そこに中央視点の政治や報道には盲点があると見えてきます。「地方がノーマーク」なのです。なるほど、地方政治を各地みていくと本当にロクでもないです。有権者は地方政治を見捨てています。投票率20%台なんてところもザラ。だから真剣に報道しようとする気も起こらないのかもしれません。


 しかし大阪はガチンコ勝負がここ何年と続いています。投票率も都市部の中では飛び抜けて高い。ゆえに本当に戦い抜ける政治家、任期しっかり仕事ができる政治家を揃えないとその政党は倒される。大阪の民主党・地方議員は壊滅してしまいました。問題議員はすぐに調査されて攻撃対象とされます。そういう実例を大阪の有権者はつぶさに見てきています。



なるほど、地方政治が強くなれば、日本も成長し変わっていく。

 維新首脳部、松井氏、橋下氏、そして多くの維新政治家達にはそこに日本の進むべき突破口を見出しているはずです。現実に自分たちが先駆者として歩んできているのですからなおさらです。まだ中央マスメディアも霞が関も中央集権の旧来政治政党も気づいていません(自民党などでも頭のいい議員や閣僚達はもちろん気付いている。安倍総理や菅長官などは当然気付いている)。しかし気付いていても報道できない。地方が力をつけていくと困るわけで、それはこの報道からしても明らかです。



「おおさか維新」に集まった政治集団は、他にはない道しるべを手に入れている。

 新党を牽引していく橋下氏・松井氏は一度も国会議員には成っていないし、これからも安易には国会議員には成らないでしょう。いちばん肝心なキーマンが、中央政界で中央支配しては「維新の会」の意味がない。橋下氏は自分に匹敵する地方の星が出揃うのを待っていると私はみています。



 大阪に次ぐ、次の維新改革ができる地方都市はどこか。都市部でもそうでない地域でも改革実績を積み上げていけるステージは全国1800ヶ所の自治体にあります。

なにかと私はボヤきのように度々ツイしていますが、有権者は国政選挙であろうと地方選であろうと同じです。大阪維新の国政政党議員が小選挙区で強いのは、地方選で大阪維新がキョーレツに強い、大阪改革をしっかりやってきているからである他にはないはず。これは自民党などの既成政党では逆。

国政選挙の機会は2年〜3年程度に一度。しかし地方選は毎週のように全国どこかであります。チャレンジャーの立場ではチャレンジする機会の数が多いほうがいい。新生維新の会が全国あちこちで活躍するならば、地方議会、地方選挙から攻略していくのが当然よいでしょう。



 いまの地方政治家は無能ばかりですから攻略もしやすいはず。「おおさか維新」の本当のチャンスと可能性はそこにあるはずです。そして中央メディアはそれをわかっていても報道できないので、やっぱりノーマークだと思います。

ぜひ政治家を目指される方、地方再生、地方復興を目指される政治家やタマゴの方々にはぜひ気付いてもらいたいと思います。やがて地方政治の質向上が大ブームとなるでしょう。確実にやってきます。

なわけでこんな事を書いてるコンテンツも無いだろうなと思ったり。





橋下氏、松井氏らが見ているフロンティアはとんでもない先を見ていますよきっと。
目先は大阪ダブル選に全力投球ですが、その後も楽しみです。



(追記)

不可能ではない、というか十分に可能でしょう。じき皆わかってくるはず。
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